設備 最終更新日: 2023年09月30日

消防設備士試験日程2021

消防設備士の2021年試験日程が公表された。消防設備士の試験は、前期と後期に分かれると同時に、各地域によって日程が大きく異なる。消防設備士自体は8種類の分類からなる細かな試験であるものの、一度に全部を受けることができるわけではない。それを踏まえると、キャリアを鑑みた設備士資格取得の計画性が重要と言えるであろう。

消防設備士試験概要

消防設備士の試験概要については、既に以下の記事で大枠をまとめているのでそちらを参照いただきたい。

参考

消防設備士とは

試験自体は決して過剰に難しいものではないものの、取得するためには、各分類によって細分化された内容を把握し、少しずつ取得していく必要がある。このことから、重要なポイントはその計画自体にあると考えられる。つまり、自身の仕事や学業との兼ね合いから、少しずつ計画立てて取得していくことが消防設備士コンプリートへの近道となるであろう。

また一方で、そもそもコンプリートすることが必要なのかという問題自体もある。すなわち資格取得をしたとしても、実際に使われる、もしくは必要となる資格はその一部である。具体的には特類などは一見非常時に高度でかつバリューがあるものと思われ、実際特別な資格であることは疑いがない。しかし、そもそも特別すぎて当該点検対象物自体があまり多くない。その点を考えて本当に必要な資格取得を計画立てることが肝要だろう。

消防設備士試験日程2021

次に、試験日程の特徴として上げられるのは、当該資格試験が都道府県別に行われることから、受験日程自体が大きくずれるということである。例えば、2021年4月~9月については、最速の受験日は東京で4/11で、最後の受験日は同じく9/25で東京となっており、東京は計17回の受験機会がある。一方、同じ関東でも栃木では9/12の一回の他、そもそも埼玉や神奈川では受験日程が決まっていない(2021/3/24現在)。それらを勘案して受験スケジュールを組み立てていくことが重要だろう。

以下、関東を中心としたスケジュール。詳細は参考ウェブページ参照。

前期

図1
https://www.shoubo-shiken.or.jp/

後期

図2
https://www.shoubo-shiken.or.jp/

合格に向けて

合格に向けて重要となることはモチベーションの維持と確かな準備である。最後に改めてモチベーションの維持につながることをお伝えしておくと、意外にも!?消防設備士の給料は安くない。資格試験といえど当該資格を持った業務に対して500-700万の求人があるほどである。個人的にはにわかには信じがたく、楽して大金が稼げる仕事はないと思うが、金額だけ見ればそんなに悪い仕事ではなかろう。試験の難易度を鑑みると意外にも【お得】な資格と今はいえるのではなかろうか!?皆さんの奮起を期待したい!!

図3 リクナビNEXT
https://next.rikunabi.com/skl/cg08/lst_jbexp8048/ann0300/?__m=1616597631204-5668660364648165943

参考

消防試験研究センター「2021年度 試験日程(全国)」
https://www.shoubo-shiken.or.jp/